お盆前ではありますが、今週は平成22年3月期第1四半期決算シーズンでした。
戸建大手とマンション大手の2社の決算短信が送られてきたので、
今年4〜6月の市場動向を俯瞰できるか、少し紹介したいと思います。
まずは各社は市場環境をどうみているのか。
「第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、在庫調整の進展で輸出・生産は下げ止まりつつあるものの、企業収益の減少を背景とした設備投資抑制や雇用情勢の悪化は続いており、景気は依然として厳しい状況」
「当業界にいても景気低迷に伴う雇用・所得環境の悪化により買い控えが続いた」(大和ハウス工業の決算短信より一部引用)
ダイワの場合、こうした経済状況の中で、戸建ではxevoを拡販し長期優良住宅認定を推進、マンションでも国土交通省の「先導的モデル事業」に採択に注力。
その結果、戸建・マンションの戸建事業の売上高は前年同期比5.2%増、営業利益も前年同期比102.3%増に。
ここのところマイナスが続き全体グループ事業の足を引っ張りがちだった住宅事業単体でプラス決算になったのは注目だ。
また住友不動産では、分譲マンションの竣工戸数が前年同期よりも減り、前年同期比では減収減益となったものの、契約戸数は前年同期比69.5%増と3年前の水準に回復。計画をやや上回るペースで順調に進捗していると発表。
同社ではシェアは小さいが注文戸建事業も受注・売上とも前年同期比増。
新築そっくりさんは受注棟数が減ったものの、増収を確保。
同社では分譲マンションの販売が順調なことから、第2四半期については業績予想を上方修正までしている。
…以上はあくまで2社の決算内容だが、
住宅市場や現場の不況マインドが依然暗い割には
予想以上に明るい数字。
減税・補助金などの買い時ムードの醸成や在庫のアウトレット販売などが功を奏したのか、
多少なりとも底を打ちつつあるということだろうか。
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