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河名紀子

ハウジングジャーナリスト

上智大卒、「東京新聞」、住宅業界紙記者、住宅業界誌編集長を経て独立。

現在は、国や自治体・ハウスメーカー等主催の講演のほか、住宅雑誌やサイト・新聞に記事を執筆。AllAbout「家づくり最新情報」公式ガイド。住宅展示場の主婦・女性集客プロジェクト「サロネーゼ倶楽部」プロデュースのほか、住宅イベントのコーディネーターなど活動を広げている。

モットーは「女性・生活者・妻・母の視点で分かりやすく」。

「メディア・ハウジング研究所」代表。


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モダンリビングPARTY

昨日、国民推進会議の全国大会のあとは、
モダンリビング大賞受賞パーティ会場の青山へ。



アシェット婦人画報社に新たにフランス系資本が入ったこともあり
フランス人の姿が多く、いつになく華やかな雰囲気。
世界同時不況さえ感じさせない熱気ムンムン。

ミラノサローネで話題をさらったプロダクトデザイナー深澤直人さんとお話させていただきました。

はじめての家づくり

私が連載を書かせていただいている
「PLUS 1 HOUDSING はじめての家づくり」(主婦の友社)に、



偶然にも、知人の設計事務所が紹介されていました。
去年、同社のPR戦略をお手伝いさせていただいたのですが
こんなに時間が経ってから芽が出ようとは。。。よかった!



なにごとも「信じて継続」ですね。

※実はハウジングジャーナリストのほかに
頑張っている女性や中小経営者を応援したい気持ちで
こんなコンサルティングもしている私です。



出来上がっている家

「前年比200%増」決算

私も連載コラムを書かせていただいている
不動産ポータルサイトHOME'Sを運営するネクスト社の
08年3月期中間決算発表会があった。

HOME'Sは創立10周年、今や連結売上35億の大企業に。
井上社長が友人とマンションの一室で始めたのがほんの10年前だとは思えない成長ぶりだ。

伊藤忠商事から「家づくりネット」を譲り受けたウィルニック
不動産会社に営業支援ツールを販売するレンターズ、
連帯保証人がなくても家賃保証ができるネクストフィナンシャルサービス
の3社を、連結子会社化してより業績規模が大きくなった模様。

連結売上高は前年比100%、連結経常利益は200%という
低迷を嘆く住宅業界には珍しい躍進だ。

とくに主力の賃貸・不動産売買という、フローでないストックビジネスを基盤にしている点が強み。テレビCMや新雑誌創刊などの広告宣伝費も強化。
これを見ると、今後の住宅業界のストックビジネス化を実感せざるを得ない。

地域を拠点としたライフ・ネットワーキングコミュニティ「ロココム」も
月間利用者100万人、会員数20万人を突破。
成長率でみると、ミクシィ(月間利用者500万人)をしのぐ勢いだという。

インターネットだけでない地域活性化をめざし
「ゴミ拾い」や「花の写真展」などリアルなイベントも発信。
新たな街を広げるというフローベースではない。
既存の汚くなった街やシャッター街となった元気のない街を
メディアがリアルで行動に移す時代。

少子高齢化、エコ、格差社会…が進むなか、
住まいの世界は今後ますます、いまあるストック、街で生活する人々、手持ち資金という「今あるモノ・人・カネ」に対するサービスにシフトしていくのかもしれない。


モダンリビング&エルデコPARTY

火曜日の夜、青山で上記2誌のパーティが開かれました。



「モダンリビング」や「エルデコ」に関わりのある建築家やデザイナー、クリエイターが100人近く集まりました。

当日は、モダンリビングに掲載された約150軒からベスト6がノミネートされ、授賞式も。

エルデコ編集長の木田さんが、エルデコ・インターナショナル・デザイン・アワード2007日本ノミネートを発表。

これはエルデコの世界24カ国の編集長の投票によって決まる賞。





ちなみに前回、日本代表としてノミネートされたのが、あのプロダクトデザイナー深澤直人さん。

その深澤さんもその日はゲストとしてお話も。

「第二のフカザワナオト」はいったい誰に…?





それにしてもイマドキ住宅の世界はグッドデザイン・キッズデザイン賞など、デザイン賞ブームですね。

年収1000万円以上が41%

…が読者プロフィールだそうです、ハイ。

機会があってモダンリビングの媒体資料を見てみると
平均年収1134万円、会社員が42%、経済的にゆとりのある30〜40代を中心とし、58.8%が持ち家に住んでいます。

…ということは、すでに家は買ったけど、インテリアの勉強に、そしてさらなるハイグレードな買い替え・住み替えをめざして読んでいるということ??
「自分の建てたい家のイメージを探すため」が43.5%と半数にも。


読者が1〜2年の間に購入しようと思っているもの。
1位 映像・音響機器
2位 ソファ・ベッド
3位 カーテン・ブラインド・カーペット
4位 照明
5位 IHクッキングヒーター

モダンリビングに掲載されているのを見て実際に買ったもの。
・30万円のダイニングセット(30代女性)
・ミーレの30万円の食洗機(30代男性)
・252万円のバスルーム(43歳男性)も!!


持ち家に住んでいても高感度な人は定期的に買い換えるということですね。
(写真と本文は関係ありません)


ゆとりがあったら。

老舗雑誌の廃刊

ある老舗の住宅雑誌が近く休刊(廃刊)するそうです。

住宅企業の雑誌への広告予算が減る現実を形にしたようなニュース。

いや、産業界全体で紙メディアへの広告予算が減っているのでしょう。

私も愛読していた日経EW(日経WOMANのお姉さん雑誌)が早くも休刊。

「どの媒体に広告を出せば効果があるのか、分からなくなってきた…」
ある住宅関連企業の広告担当者がぼやいていました。

やはりweb、SNSにシフトしているのでしょうか。。。




(記事とは関係ありません。海の見えるレストランにて)

住宅が「買えない」時代へ

久しぶりに骨のあるコラムを読んだ。住宅産業新聞に寄稿している佐中敦氏の
「住宅産業の枷」である。

「小学1年の息子を連帯債務者にして親子2世代ローンを組んで住宅購入した知人がいる。新居のお披露目パーティで友人たちから「将来、親子ゲンカの元になるぞ」と散々言われたそうだ。……

国民の大多数を占める中堅勤労者層が上層と下層に分割される格差社会が、政
府統計調査でもはっきり現われている。」


佐中氏は、公庫が機構に衣替えしたが、25年前に公庫が直接融資を始めた時代背景と今のフラット35を借りようとする国民の社会背景は180度違うと指摘する。

「これからの35年間の変化は想像もつかぬほど大きく
かつてのように誰でも努力すれば住宅が持てる時代ではなくなってきたのである。…

年収3倍でも届くローコスト住宅にしても、年収が300万円に下落してしまえば、画餅と帰する。…

モーゲージローンとされるフラット35にしても、債務者の返済能力を担保にしたクレジットローンである以上、ローン破綻は免れ得ない。…」(住宅産業新聞3月21日付)


これが現実だろう。

最近の住宅メディアは「広告ありき」で運営される傾向にあるため、
上記のような住宅購入に警鐘を鳴らすような記事はあまり見ない。
というより書けない。

右を向いても左を向いても住宅企業も銀行もメディアも「今が買い時」ムード。
事実、私もクライアントや広告がからむ仕事ではそういう執筆や話をすることも多い。悲しいかな、せざるを得ない。

しかし、誰かがこういう厳しい現実に目を向けさせる発言をしなくてはいけないのも事実だ。

誰がすべきか。

本来は国や国交省、もしくは大新聞・大マスコミあたりがそういう役目を負うべきだとは思うが、
国の融資機関だった公庫が独立行政法人化されて、民間銀行マンのようにせっせと融資枠を広げなくてはいけない立場になったように、
国全体が「売れよ、買えよ」の市場第一ムードになっている気がする。

そういうメディアの中立性・ジャーナリズムが失墜する中、
佐中氏の勇気に拍手したい。
そして、その寄稿先が業界関係者しか読まない業界紙であることも
残念でならない。

せめて私はそういう危機感を表面に出さなくとも根底にもちながら
記事を書いていきたいと思う。

私自身、住宅ローンと教育費の重圧にあえいで?いる国民の一人として
広告一辺倒ではないニュアンスを読者が読み取ってくだされば
それほど筆者冥利につきることはない。(あくまで目標です…)

(リクルートさん、ごめんなさい…どこにも書けないのでここでホンネをぶちまけさせていただきました^^;)


どんな人が家を買ってる?

住宅会社の社長が本を書く理由

住宅会社の社長はよく本を書く。
…というよりも、ゴーストライターが書くケースも多いので、正確には「出版する」と言ったほうがいいかもしれない。

目的はだいたい「自社および自社製品の宣伝」であることが多く
「…だから○○ハウス(ホーム)の住宅はすばらしいんですよ」という結論が多い。

営業マンが営業名刺代わりにカタログでなく社長が書いた本や小冊子を配る。
そのほうがカタログよりもじっくり読んでくれる確率が格段に高くなる。
「社長のその家づくりへの想いに感動した!」と施主がファンになり、受注に結びつくケースも多い。
だから、非常に有効な営業ツールという見方が業界では強い。


かつて私も記者時代に多くの社長本を読んだし、新聞に書評も書いたし
時にはゴーストライターとして某社長本を執筆したこともあった。

だからというわけではないが、今回も正直、それほど期待はしていなかった。

今日取材に訪れた際、広報の方が「実は社長が本を出しまして…」と下さった1冊。

「普通の人」が上場企業をつくる40のヒント—人生のスイッチをONにしよう
href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447832123X/smatch-22/" target="_top">「普通の人」が上場企業をつくる40のヒント—人生のスイッチをONにしよう井上 高志


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帰りの電車で久々に読みふけり、3駅ほど降り過ごしてしまった。

「普通の人」である井上氏が上場企業の社長になるまでの成功ストーリが書いてあるのだが、
それがハナにつかず、非常に自然体で書かれている。
住宅本というよりも人生本、起業本に近い。
もちろん井上社長自らが執筆したという。

「社長になって1年無給に耐えられますか?」
「HTMLの知識もなく、マック1台でゼロからはじめた」

たまたま当時の井上社長に今の私を勝手に重ねて見ているからかもしれない。

だからこの本の感想はあくまで今の私の私見である。

大変申し訳ないが、スマッチ!の生みの親のR社が競合と警戒しているN社の社長である。
私はこのN社のサイトに連載を書かせていただいているが、
だから取り上げるわけではないことを強調しておきたい。

この本を読んで、この10年の業界の激変に思いを馳せずにはいられなかったからである。

ちょうど10年前、私が業界紙記者に転向し始めた頃、N社は産声を上げていた。

当時は、まだネット黎明期。
「住宅や不動産をインターネットで売る(仲介する)」ということがまるで夢物語のように語られていた。

当時まだ20代だった(はずの)井上社長が副社長(当時はまだ2人体制だった)と新聞社を訪れ、
不動産インターネットについて記事に取り上げて欲しいと熱心に説明していたのを
フロアの遠くから眺めていた記憶がある。

あれから10年、N社は晴海トリトンにオフィスを構え、200人の社員を擁し、
東証マザーズに上場を果たすまでの大企業になった。

「人と住まいのベストマッチング」という企業理念は、10年前、横浜で副社長と2人で小さくはじめた時のプレスリリースにも書かれていたと思う。
志は一貫している。





今日も京都の2ホテルで耐震偽装が発覚した。
今の住宅業界ほど「高い志」という言葉が乾いて聞こえる時代はない。
「青臭い」「志でカネになるのか?」といわれればそれまでだ。

でも数千万円する住宅を、今や性能やデザインだけで買わせることは難しくなっている。
人の心を最後に動かすのは、ストーリーであり、想いである。

そんなことを考えると、社長のストーリーや想いをつづった住宅本は
今後もますます増えるのかもしれない。

と、降り過ごした駅を戻りながら思った。

住宅メディア大変革の予感

先日、某不動産ポータルサイト会社の社長を囲んでの記者懇親会がありました。

出席したのは住宅業界紙・誌の紙媒体の記者10人ほど。
私も元・紙媒体に携わった者としてお招きいただきました。

懇親が進むにつれ、「あれ?」と思いました。

こちらの「スマッチ!」もそうですが、
今や不動産ポータルサイトは紙媒体を凌駕する巨大メディア。
大衆告知力がはるかに優れ、紙媒体memoに比べてシステム維持・人件費コストがさほどかからないだけに、
その進出は紙の世界に生きる業界人は誰しもが戦々恐々としています。

(余談ですが、かつて花形職業と言われた大手出版社でさえ、優秀な人材をITサイト会社に奪われているそうです)

そうした新メディアが旧メディアを招いて懇親する…
この「よーく考えたら、あれ?」という光景に、時代の変化を感じずにはいられませんでした。

サイト会社がファイナンス・保険事業に進出する。
乗り遅れまいと業界新聞社がネットテレビ事業に進出する。

こちらの「スマッチ!」を運営している先進的な会社からすれば
「何を今更」というような話ですが、
それは住宅メディアの数年後、十年後を予想させるような光景でした。

これまで比較的、聖域として守られてきた住宅紙・誌もいよいよ
生き残りのメスが入ろうとしているようです。
「生き残りをかける工務店」の取材をしている場合じゃないかもしれませんdespair

紙も情報もタダが当たり前の時代…
いやはや大変な時代になりました。


セミナーで講師をするということ

ここのところ、某セミナーの講師準備で忙しくしており、しばらくご無沙汰してしまいました。

そのセミナーとは「新聞も雑誌も味方につけるメディア戦略セミナー」。住宅のセミナーでなくてすみません。
でも私のほかにもう一人講師していただいたFさんは
主婦の友社でいまはハウンジング誌の編集デスクをされている、れっきとした業界メディアの方です。


最近はこんな本を手がけられています。
予算内で賢く家を建てる157のコツ
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で、少しだけこの場を借りてセミナーのご報告。

昨日そのセミナーが無事終わりました。

新聞記者歴だけは長い私も講師として
「プレスリリースの書き方」などをお話させていただいたのですが、
いつも思うのは、プレスリリースそのものやその威力、書き方などを知らない方がたくさんいて、
そのためにビジネスチャンスを逃してしまっている方がなんと多いか、ということ。sign01




そして世間では大企業でもプレスリリースの書き方などのマニュアルはとくになく
見よう見まねで習得されている広報マン(ウーマン)が何と多いことか、ということ。
もしくは代行会社などに外注することで、そのノウハウが社内に蓄積していないなど。

最近になって書き方本や講座なども出てきましたが、
マスコミという採用側の視点で書かれた本や講座は少ないようだということ。

これまで記者としてプレスリリースの山と日々格闘してきた立場では見えなかった
社会の縮図みたいなものが見えてきて、私自身もいろいろ勉強になります。

このようなセミナーはこれまで数回ほどやっておりますが、
開催のたびに
参加者の方々から「今後も続けて欲しい!」との要望をたくさんいただき
ニーズの高さに驚かされます。

セミナーで講師するということは、教えることよりも教えられることのほうが多いんです。
参加者から社会のニーズや縮図を教えられ。。。本当に感謝です。

今後も不定期ですが続けていく予定です。
御関心ある方はコメントにお残しください♪

「モダンリビング」編集部探訪記

「モダンリビング」(アシェット婦人画法社)の仕事で同誌編集部を訪問。




モダンリビングといえば、日本の住宅雑誌の草分け。
1951年創刊。55年、半世紀の日本の住宅とインテリアを見続けてきたメディアです。

最近は新聞社で地道に記事を書くことが多かった身としては、
久々に上質なビジュアルな誌面にしばし感動〜!



アシェット婦人画報社といえば、ヴァンサンカンや婦人画報など、上質なファッション誌を多く輩出してきた出版社。

同誌女性編集長も、最近になってファンション編集部から異動されてきた方。
サングラスで髪を上げ、テキパキと編集部をまとめるステキな方でした。

やはりこの誌面のつくりは、女性誌のノウハウがないと、ここまで演出できない?
雑誌づくりの外注ばやりが多い中、
少人数ながらも編集部が責任をもって誌面づくりをしてきたからこその、こだわりが
こうした「いつ見ても憧れの存在」というモダンリビングの位置を保ってきたように
思えるのです。

しかし、55年。
数十年前に比べると、モダンリビングで紹介される家と、一般的な家との格差が多少なりとも小さくなっているのではないでしょうか?

市場で提供される住宅の質が上がってきたのでしょう。
そして住まい手側の意識も。