「無極化」時代の住宅
…という話を、いろいろご指導いただいている早稲田の先生に昨日伺った。
景気の底がいつかという議論が騒がしいが、
経済の70年周期論によれば、2020年まで下がり基調にあり、向こう10年は多少の変動はあっても確実に上向かない。この2020年までどう生き残るかがすべての企業に試されている。
そして、二極化という時代も長く続いた。米ロ、貧富、勝ち組・負け組…
でもこれからは違う。無極化の時代に入っていくという。
BRICSという言葉を聞いてすぐ分かる方は話が早いが、これからはどの企業もブラジル・ロシア・インド・中国といった市場を視野に入れたビジネスを考えなければ生き残れない。
日本は世界で孤立している。国内産業ばかり国内経済ばかりの綻びを見つめてはため息ばかりついているが、それでは行き詰まる。世界の国々はそれに気づいてアジア諸国も手を打っているのに、日本だけが鎖国状態になっている、と。
大手ハウスメーカーやデベ各社は最近になって韓国やオーストラリア、北米などに進出しているが、どこもまだ軌道には乗っていないようだ。
多極化でもない、無極化。これはなかなか難しい。
住宅に言い換えてみればどうなるだろう。
高額帯とローコスト帯、男性向き設備と女性向き設備、木造と鉄骨……二極化でマーケティングしていればよい時代は終わり、極の無い真空状態で「売れる住宅」をマーケティングしていかなければならない。
しかしかつて良き成長時代、さまざまな商品バリエーションをもっていた住宅各社も、今は高額商品とローコストのシンプルな二極ラインナップに統合されてきている。そのほうがシンプルで販売管理なども効率的なのだろうが、
これが「無極化」時代の住宅の在り方かどうか、判断しにくい。


講演中、三澤氏はドイツや飛騨高山、桂離宮などの築数百年の多くの建物をスライドで見せ、








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